本機は、ベアリングの外周にカラーを圧入するもので、ワークセットを自動化して欲しいとのご依頼でした。
サイクルタイム12秒との事で、ストックしているマガジンの取替え(供給)時間も考慮し、加工時間が
3秒程度、実際の搬送時間(供給~払出し)は、7秒以下にするところから設計検討が始まりました。
マガジンの回転部に仕込んだモーターのギヤ比選定をミスし、回転に時間が掛かり過ぎて変更するなど、
サイクルタイムをクリアするのに苦労しました。
最初の自動運転を見た時、あまりにも鮮やかに動いたので、思わず「オー」っという声がみんなから上がりました。
後に、ワークけり出し~シュート間の流れをよりスムーズにするなど、お客様で改善を重ねていただいたおかげで、今もなお元気に稼働しています。