機械動画
背景
結束機メーカー(山田機械工業株式会社様)のご紹介により、結束工程のワーク搬送部分製作についてお話をいただきました。ですが、束取り機が海外メーカーでご検討との事で、電気的なやり取りに不安要素がある旨お話ししたところ、一式で製作出来るなら請け負って欲しいとご依頼いただいたのが始まりです。
課題
①課題 : 巻き取り芯が傾くことによる束の傾きを何とか出来ないか。
②課題 : 束取りに関する経験
初めて束取りに挑戦するため、やり方やノウハウが分からず、作業に苦労しました。
解決方法
① 解決策 : 巻き取り芯の形状見直し
従来の設備では、分割プレートが横方向に連結されており、巻き始めの電線をクランプした際に、巻き取り芯に傾きが生じていました。巻き取り芯の形状を見直し、分割プレートを独立して動作する構造に変更することで、傾きを解消いたしました。
② 解決策 : 束取りのノウハウ不足への対応
大西機械設計様には機械設計をお願いし、根本商工様からは試運転時に様々なアドバイスをいただきました。また、試加工の段階から太陽ケーブルテック様にも多くのアドバイスをいただきました。時間はかかりましたが、皆様のおかげで何とか完成に至ることができました。改めてご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
【結束工程ワーク搬送装置の特許出願中】
束取り芯ユニット 特願:2024-223785
結束搬送ユニット 特願:2024―018262
太陽ケーブルテック(株)様:ロボットケーブルの太陽ケーブルテック株式会社