本装置製作の受注をした時には、こんなに厳しい道のりになるとは思いもよりませんでした。
「生もの」を扱うということが、想像以上に難しく、失敗の連続でした。
それは時間との闘いでもありました。
時間の経過とともに変化する商品、サンプルをお預かりしてもカット状態が常に変化し、ここが問題や!と治具を修正し再度トライしてもまた別のところで問題が発生。
途中、この装置は完成出来ないのではないか、と感じたほどです。
しかし、装置メーカーとして【やります】と請けた仕事を投げ出すわけにも行かず、製造現場や制御チームとアイデアや対処法を相談しながら、5か月遅れで納入することが出来ました。
納入後も流動していただく中で新たに出てくる不具合にも対応しながら、今年2月にようやく最終的なOKをいただきました。
お客様から「導入した効果が得られているよ」とのお言葉を頂戴し、やり切って本当に良かった、関わってくれたメンバー全員と色んなアイデアをいただいたエンドユーザー様に本当に感謝の気持ちで一杯です。
今後も臆することなく、様々な分野・業界へチャレンジしてまいりたいと思います。