専用機械の設計と製作

専用機械ってなに?

専用機械とは、特定の工作物を専門に加工する機械の事を言います。
まだ説明が固いですね。決まったものを限られた種類の加工をする機械です。
特定の用途に使うため、限られたことしかできないが、その分時間が短縮できたり、機械そのものの値段を安くできたりします。
例:スパゲッティを茹でて味付けする機械

対義語として汎用機械があります。
汎用機械は用途は広く、一般に多くの種類のものを加工できる機械です。
いろんな加工に対応できる分、求める品質に対応できなかったり、ユーザーにとって不要な機能が付いている場合があります。
例:麺類全般を茹でる機械(味付けは別の機械が必要)

専用機械の設計

私たちはここ10年で見ても100台以上の機械を作ってきました。
機械ではなく治具や搬送設備なども合わせると数百の案件があります。

実は加工方法が決まっている機械の設計はそんなに難しくありません。
求められる精度や仕様によって難易度は変わりますが、完成品が製作会社によって大きく変わることはあまりないと思います。使う部品もだいたい似通ってきます。

しかし、加工方法、もっと言えばその前のコンセプトを決めるところが機械設計の肝になります。ここが優れていると、使用する治具の点数が少なくなったり、加工精度が簡単に出せるようになったりします。私たちは、具体的に図面に落とし込む作業よりも、いかに簡単に要求仕様を実現するかを設計することに多くの力を注ぎます。
そしてそれは機械を使う人、オペレーターが心地よく使えるようにすることを最重要視しています。

設計ができれば、次は製作です。

部品の加工、購入、組み付け、試運転という順番です。
品質は当然ですが、次に私たちはスピードを重視しています。
じっくり作り込む時間がある方が良いですが(笑)、そんな時間がない案件も多いので、早く仕上げて組み付けることで、細かい部分の作り込みが可能になります。

専用機械なので、仕様通りに仕上げても、追加でリクエストがあることも少なくありません。
なので、製造ラインに投入するまでにより最適な機械に仕上げる時間も確保する必要があります。